事業を営む際には「利益率はどの程度だ。。。」といった姿勢も必要だといえます。

売上というトップライン
事業を営んでいるとき。
「損益分岐点を超える売上はいくらなのか。」ということは、考えていくべきだといえます。
損益分岐点の計算方法がわからなければChatGPTに聞いてもいいでしょう。
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1−変動費率)
などと教えてくれるものですし、具体的な数字を入れると計算してくれるともいえます。
「なぜ、売上がトップラインと呼ばれるほど重要な指標なのか。」といえば、お金の入りを示す生命線となる指標だといえるからです。
どれだけかっこいいビジョンを掲げていても、社会にとって必要なミッションを実行しても、バリューを挙げても売上がなければ事業は成り立たないといえます。
「事業をやり遂げるチカラ。」といったものを示す指標が売上だといえるでしょう。
売上には経費を伴う
売上をつくるには労力が必要だといえます。
「仕入れをすることで売上がつくれる。」といった事業であれば、仕入れという経費と労力がかかるものです。
税理士業のように目に見えない資産を提供する場合には、知識を提供するための鍛錬という労力がかかるといえます。
なので、事業において「売上を完全なる無からつくる。」ということは無理だといえるかもしれません。
経費としても「売上に連動して変動する、変動費。」というものが必要となるものですし、
「売上がいくらかにも関わらず必要となる、固定費。」といったものがかかってくるものです。
そして「経費をかけたから売上がつくられる。」というものでもないのが事業の難しさだといえるかもしれません。
それでも「じぶんの年商は〇〇円だから。。。」というように、自慢しやすい指標が売上高だといえるでしょう。
だからか「この業界で売上シェア〇〇%を目指す。」
「年商で100億円を目指す。」
「ひとまず上場企業並みの売上を。」といったように、第三者に説明する際には売上が目立ちやすい指標だといえるのです。
利益率を必ず計算
売上や業界シェアだけを追っていると、利益率が低かったり赤字販売もしてしまうものです。
赤字販売や低利益率は「ちゃんと計算してみないとわからない。」という数字だといえるものですが、売上はわかりやすい数字でしょう。
「〇〇個売れたから、売上は〇〇円だ。」といったように。
ただ、赤字販売や低利益率での売上は持続可能性がないともいえるものです。
「あれだけ準備して忙しくしていたのに、じぶんの給与が出ないどころか持ち出しかよ。」と。。。
そのようなことを続けていると、いずれは資金繰りも行き詰まるものです。
銀行からも「低利益率のこの事業をやめたほうがいいのでは。。。」と突っ込まれてしまうともいえます。
なので、売上だけを追わずに利益率も必ず追うようにしてみましょう。
「時間あたりの利益率。」
「商品・サービスあたりの利益率。」
「損益計算書上の利益率。」は計算してみるべきです。
「売上を追いすぎて利益が少なかった。。。」ともなってしまうと、精神的にも疲弊してしまうものです。
「いくら利益率があるのか。」ということを計算して、値決めや値引き対応について考えていく。
これが、事業を持続可能にしていくためのひとつの方法だといえるものです。