
銀行員と頻繁にコミュニケーションを取る
事業内容が好調でもそうでないときでも。
担当の銀行員とはコミュニケーションを取っていったほうがいいものです。
「毎月、試算表を渡しに行く。」といったことでもいいですし、四半期ごとに業績報告や事業内容の説明をするのもありだといえます。
また、プライベートな会話も銀行員には意外に喜ばれたりするといえるかもしれません。
「独立開業した理由。」
「事業で一番つらかったとき。」
「なぜ、いまの銀行と取引をしているのか。」といった内容は銀行員もなかなか聞ける場面がないので喜ばれるといえます。
「銀行員と社長」といった関係性ではなく「ひと対ひと。」という心が通った関係性に近づけるといえるからです。
知り合いの社長
事業を営んでいると「知り合いの経営者」といった関係性のひとも少なくないかもしれません。
「昔からの同級生も経営者。」
「同業者団体で知り合った経営者仲間。」
「隣の会社の経営者。」というように、様々なかたちで他社の社長を知っている場合があったりするものでしょう。
そのような知り合いの社長から、
「新規の融資取引ができる銀行を探しているんだけど。。。」と相談を受けることもあったりするかもしれません。
「社長のところは、どこの銀行の何支店と取引しているの。」といったような。
そして「紹介してもらえないかなぁ。。。」ともいわれたりするかもしれません。
などというような場合。
担当の銀行員にその知り合いの社長を紹介していいものです。
「ちょっと、知り合いの社長が融資を受けられる会社を探しているみたいなんだけど、相談に乗ってもらえないか。」といった相談は銀行員にとってもあるあるだといえるからです。
むしろ、融資先の獲得に紛争している銀行員とすると紹介はありがたいといえます。
「これがうまくいくといいよなぁ。」とニコニコ考えながら紹介先へ連絡をとったりするのです。
紹介しても融資が必ず受けられるわけではない
「融資見込み先は何社あっても問題ない。」
「問題ないどころか、うれしい。」とも考えるのが融資業務をメインとする銀行員のマインドだといえます。
なので、紹介をすることに対して躊躇する必要はないものです。
社長の方でふるいにかけることもなく「ひとまず銀行員に聞いてみる。」といったスタンスで紹介をしてみるといいといえるかもしれません。
とはいっても、紹介したからといってその会社が必ず融資を受けられるわけではないといえます。
「うちの会社は大口取引先だから。」といっても、融資実行に至るまでのポイントはあくまでもその会社の業績内容などによるからです。
たしかに、銀行員の方も「ここは紹介先だし、丁寧に対応しよう。」というように、紹介をしてくれた担当先の社長の顔を立てていくといえます。
それでも、紹介をしてもらった会社の業績が悪ければ融資は難しいといえるのです。。。
「返済可能性が低そうだ。。。」と銀行員が判断したら、紹介してもらった場合でもその評価は覆らないからです。
また「あの会社の融資稟議書は通らなかったっす。。。」などともタイムリーに教えてはくれないということも心に留めておきましょう。
守秘義務が銀行にもあったりするからです。
なので「紹介したあとは深入りしない。」といったスタンスで、銀行員にひとまず紹介をしてみるといいかもしれません。