
税金を支払いたくなくなる確定申告
年が明けると、
「あぁ、確定申告どうしようかなぁ。。。」などと考えたりするものかもしれません。
「全然、集計してないや。」と。
そして「税金を払うのがバカバカしいから、節税するかなぁ。」とも思ったりするものでしょう。
「この売上は入れなくていいかなぁ。。。」
「経費を多くするために、友人からレシートを貰ってこよ。」
「架空の経費を載せてもばれないっしょ。」といった悪魔の囁きも聞こえてきたりするかもしれません。
それほどまでに税金の支払い負担が重いと感じるのは、理解できるといえます。
銀行員は青色申告決算書を見て融資の判断をする
「なるべく税金を抑えた確定申告書にしよう。」とした場合。
「青色申告決算書の所得金額。」を下げればいいといえるかもしれません。
なぜなら、所得金額が低ければ税金が抑えられるといえるからです。
ただ「今年は銀行から融資を受けよう。」としたときには、ちょっとした問題が生じるといえます。
銀行員というのは「最近は未来を見据えた事業性評価を重視している。」と言われても、融資審査のベースを確定申告書でおこなっているからです。
個人事業主の場合には「青色申告決算書の数字がベースとなる。」といった審査のスタンス。
そんな銀行融資が受けやすくなる青色申告決算書は、
「所得金額+青色申告特別控除」の金額(青色申告特別控除前の所得金額)が大きいものだといえるのです。
この金額が大きければ大きいほど「融資を実行しても確実に回収できる。」といった銀行からのポイントが積み上がっていくからです。
なので「節税を。。。」としていると、銀行からの評価は低くなるといえます。
それこそ、個人事業主の青色申告決算書には「役員報酬。」といった科目がないので、法人の決算書よりも利益が出るものでなければならないといえるのです。
にも関わらず「所得金額低っ。」などとなる確定申告書を見ると銀行員からこうも言われたりするものです。
「どうやって生活してるんですか。。。」などと。
1年間もその確定申告書で評価される
所得税などの税金をあまり支払わなくてすんだ青色申告決算書は、確定申告をしたあとには誇らしくもなったりするものでしょう。
「今年は、資金繰りが楽になったわぁ。」といったような。
とはいっても、銀行融資を考えているのであれば所得金額が高く、税金をそこそこ支払っている確定申告書の必要があるのです。
そして、銀行員が最も重視する青色申告決算書を含む確定申告書は、
「次の確定申告が終わるまでは、1年間にも渡って最重要資料として評価されるもの。」になるといえます。
「税金が抑えられてラッキー。」と感じていた確定申告書は、銀行員から評価されない時期が1年も続いてくことになるのです。
たとえ融資を受ける段階で「確定申告書は悪かったけど、今年は結構調子がいいんですっ。」と伝えても、
その数字を銀行員が評価できるのは「その年の確定申告が終わってから。」となるといえます。
「現段階では過去最高。」といっていても、確定申告書といった公的な資料となるまでは銀行員は話半分でしか評価をしないといえるのです。
なので、じぶんの事業が「銀行融資を受ける可能性がそこそこある。」というのであれば、節税はほどほどにして所得金額を上げていきましょう。
「税金の支払いが楽になった。」というよりも、
「目的としていた金額を銀行融資で調達できた。」というほうが、資金繰りが楽になるといえるものです。
まとめ
「税金の支払いが厳しくて。」くらいのほうが融資も受けられて、資金繰りが良くなっていくといえます。