営業をしないなら「独立」はやめたほうがいい

独立してじぶんの力で生きていくというのは、非常に魅力的な響きがあったりするといえるかもしれません。

ただ、税理士をはじめとする専門職の世界でも「営業をしたくないから独立する」というのは避けるべきだといえます。



独立とは「仕事をするひと」ではなく「仕事を取るひと」


会社員というのは、じぶんの意思とは関わらず「仕事が降ってくる」という仕組みの中にいるといえます。

「営業部が仕事を取り、管理部が請求を回し、上司が案件を配り、チームで回す。」といったような。

ただ、独立するとこれらすべてのことをおこなわなければならないのです。

「仕事を取る(呼び込みをする・紹介を受ける・提案する)」

「仕事をする(提供する・納品する)」

「お金を回収する(請求する・入金を管理する)」

「信頼を積み上げる(発信する・対応する・継続する)」などといったワークフローが仕事にはあったりするといえます。

そのなかで「仕事をする。」は、事業の一部でしかないものです。

「仕事をする能力だけはピカイチ。」といっても、世の中に伝わらなければ事業として成り立たないといえます。


営業は「頭を下げること」ではない


「腕さえ良ければ、顧客は後からついてくる。」といったことを独立に関して感じたりもするかもしれません。

それとともに「営業なんて頭を下げる行為はしたくない。」とも感じたりするものでしょう。

「営業」という言葉にテレアポや飛び込み、お願い営業などのイメージがあったりはするものです。

「無理な売り込みをして、頭を下げ続けなければいけない。。。」といったような。

ただ、独立における営業の本質は「じぶんという存在が、誰のどんな悩みを解決できるかを言語化し、届けること」なのです。

「誰の何を解決するかを1行で言えるようにする。」

「いままでの経験を思い出し、外に出す。」

「ネット発信を週1だけでも続ける。」

これらを意識して「頭を下げない、じぶんなりの営業」をしていきましょう。

営業とは「信頼を築くプロセス」になるので、頭を下げる必要はないものです。

営業をおこなわないということはマーケットに対して「誰の役にも立ちたくありません」と宣言しているものだといえるので、じぶんなりの型を見つけていく必要があるといえます。


営業が苦手でも何かを伝え続ける


独立しているひとでも、営業という行為が苦手なひとは少なくないといえます。

「押し売りしたくない。。。」

「ひとに頼むのが苦手。。。」

「断られるのが怖い。。。」といった気持ちから営業を避けたくなる気持ちは理解できるものです。

とはいっても、営業というのは、街に出て飛び込みをすることだけではないといえます。

たとえば、これらもすべて営業のひとつだといえるでしょう。

「過去の仕事仲間や知人に独立したことを伝える。」

「既存のお客様に追加提案をする。」

「SNSやブログで、どんなひとで何を解決できるかを書く。」

「料金や進め方を明示する。」ということもすべて営業という行為なのです。

なので、独立における営業とは、営業を「自分のかたちでやる」という世界だといえます。

たとえ「営業」という言葉が苦手だったとしても、営業をしなければ事業は成立しにくいものです。

じぶんなりの「伝え方」を考えて、実践していけば精神的にも経済的にも豊かになったりするといえるかもしれません。

「誰にも邪魔されず、じぶんの理想のお客様とだけ仕事をしたい」と願うなら、

「営業」を単なる売り込みではなく「未来への招待状」だと定義し直してみるといいものです。