税務調査で「架空の人件費はバレる。」と考えたほうがいい

「架空人件費で節税を。。。」というのは、税務調査で通用しないと考えていくべきです。



経費があれば税金は安くなるという魔力


税金の支払いを抑えたいとき。

「この現金で貰った売上をなかったことにすれば。。。」

「それとも架空の経費をでっちあげて経費を増やそうか。。。」などといった天使と悪魔が囁いたりもするものかもしれません。

たしかに、数字上はこのような方法によって支払う法人税や所得税が低くなるといえるかもしれません。

そして、架空経費や売上を抜くなどは「お金を使っていないのに税金が減るから錬金術のひとつ。」とも考えるひとがいるからかニュースなどでも目にするものでしょう。

「架空の外注費をでっちあげて脱税をしていた。」といったように。


架空人件費はバレル


「売上を抜くのはまずそうだし、完全な架空の経費を計上するのもまずい。」

「そうじゃなくて、人件費を割増にしてみるのはどうだろう。。。」などといったことを節税対策の一環として考えたりもするものかもしれません。

「子ども働いたこととしてアルバイト代を支給したことにする。」

「妻がもっと働いていたことにして給与を増やす。」

「名前を借りて働いていたことにして。。。」などといったように。

とはいっても、全く存在しないひとを在籍していたことにして給与を支給するのはバレやすいといえるものです。

毎月の給与明細や給与台帳がなければ、税務調査において「給与台帳にいないひとに給与を支給していますね。。。」などと調査官に疑われてしまうからです。

また、社会保険の加入状況や雇用保険の加入状況でも全く在籍していないひとへの架空人件費はバレるといえます。

タイムカードなども「やたらこのひとだけのは印字が新しい。」

「データの履歴をみると日付に改ざんされたあとが見受けられる。」と指摘をしてくる調査官もいるものです。

このような加工は税務調査に慣れている調査官であれば、基本的なチェックポイントとして簡単に把握しているといえます。

それこそ、年末調整などをしていなければその架空人件費を不思議に思うでしょう。


身内への架空人件費もバレる


「全くの架空の人間ならわかるけど、身内ならバレないでしょ。。。」と思うかもしれませんが、そうもいかないといえます。

「お子様に給与を出したことにして経費を調整しよう。。。」としても、ある月だけ給与を支給したことにしている給与台帳をみると不審に思われるものですし、

「期首から働いていたことにしよう。」というのであれば、年末調整の形跡やその子どもが他でアルバイトや働いている場合には確定申告をしていないことで架空だったことが判明してしまうものです。

奥様や親への給与であれば「なぜ今期だけ。。。」といったことや「給与が過大である。」といったように実態を厳しく確認していくのが税務調査だといえます。

税務調査を担当している調査官からすれば、このような「架空人件費で節税を。。。」と考えるひとが一定数いることは意識しているのです。

そして、架空人件費がバレた際には重加算税をかけられてしまうものです。

だからこそ、架空人件費を安易に行うべきではないですし、給与の支給については「これ架空人件費?。」と疑われないためにもタイムカードや年末調整などの給与計算をしっかり行っていくべきだといえます。