わけたほうが経理はやりやすいといえますが、じぶんで経理を行う場合にはわけなくてもいいといえます。
事業ではカードを使ったほうが経理は楽になる
「キャッシュレスを軸にした決済を事業で行ったほうがいいのかどうか。」といえば、むしろキャッシュレス決済は積極的に行なったほうがいいといえます。
現金で支払う場合だと「経費にするのを忘れる。。。」ということが起こり得るものですが、キャッシュレス決済であれば忘れる可能性も低いといえるからです。
「クレジットカード明細をCSVでダウンロードして会計ソフトに取り込む。」
「クレジットカード情報をfreeeやMFなどのクラウド会計ソフトと連携する。」とすれば、忘れることもないといえるものです。
なので、クレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済を事業でも積極的に使ったほうがいいといえます。
「現金出納帳が合わない。。。」といった経理での労力も減らせるといえるものです。
経理をじぶんで行なっていないのであれば事業専用のカードをつくる
「事業でクレジットカード決済などのキャッシュレス決済を使う。」という場合には、
「事業専用のクレジットカードをつくるかプライベートのものをそのまま使うか。」といったクロスロードもあったりするかもしれません。
「どうすればいいんだろう。」と。
そのような悩みがある際には「経理をじぶんで行なっていないなら事業専用のものをつくる。」としたほうがいいでしょう。
じぶんで経理を行わずに、経理の方や税理士事務所へ経理を依頼しているのであれば、
事業専用のクレジットカードでなければ「どれが事業で使ったものかどうか第三者にはわからないから。」だといえます。
事業専用のクレジットカードをつくらないと「事業で使ったクレジットカード決済だけど経費に計上されていない。」
「プライベートとして使ったクレジットカード決済だけど経費に計上されちゃっている。」ということが起こり得るからです。
このようなことがあると正確な業績も確認できないものですし、脱税的な話にもなってしまうといえます。
なので、経理をじぶんで行なっていないのであれば「事業専用で使うためのクレジットカードをつくることは必須。」としていきましょう。
じぶんで経理を行なっているならわけなくても
経理を第三者に依頼することなく、じぶんで行なっているという事業者の方も少なくないでしょう。
そのような際には「事業専用のものをつくってもいいですし、プライベートのものをそのまま使ってもいい。」といえるものです。
なぜなら「どれが事業で使ったもので、どれがプライベートで使ったものなのか。」の判断ができるからだといえます。
なので「いままで使っていたクレジットカードを事業でも使おう。」としても、税務上の問題はないといえるものです。
「問題」となってしまうのは、事業で使ったものではないプライベートな支出も経費に入れてしまうからです。
この事業とプライベートの境目を明確にしていれば、クレジットカードが事業とプライベートで同じ1枚でも税務調査の際に問題になる場面はないといえます。
プライベートで使った部分を、
個人事業主の場合・・・事業主貸 ／ 未払金
法人の場合・・・役員貸付金 ／ 未払金
として経理すればいいといえますし、法人の場合には、
現金預金 ／ 役員貸付金
として法人の口座にプライベートで使った分の金額を入金すればいいからです。
たしかに、クレジットカードをわけない場合には法人の場合ではひと手間かかるといえますが、クレジットカードをわけたくないのであればその手間をかけるだけでいいといえます。
とはいっても、経理を行なう感覚を空けてしまうと、
「どれが事業で使ったものだったけ。。。」ともなるので、経理を溜めてしまうひとは事業専用のものをつくったほうがいいといえるかもしれません。
