「うちの税理士は。。。」となる前に、このようなことを確認してもいいかもしれません。
節税の提案がない
「うちの税理士は節税の提案がない。。。」と嘆いたりもするものかもしれません。
たしかに、税理士の役割として「お金を残すためのサポートをする。」と謳っている方もいるものです。
そんな「お金を残す。」というサポートのひとつが節税の提案だと考えたりもするものでしょう。
「税理士しか知らない節税案を教えてもらえればお金が残る。」と。。。
とはいっても「お金を残す節税。」といったものは、それほどないのです。
「30万円未満のモノを購入した場合に一括で経費にする。」
「役員報酬をもう少し上げて経費を増やす。」
「来期以降の売上につながりそうな投資を税金の支払いが見込まれる今期に行なう。」という言い古されたことくらいだといえるものです。
それこそ「保険で節税を。。。」などといっても、保険金を受け取る際には税金がかかるものですし、
金融商品としてのその利回りは恐ろしいほど低いか元本割れをするお金が残らない節税対策だといえるでしょう。
なので「税理士と取引をすると、まだどこにも出ていなかった節税の裏話が聞ける。」というのはありえないと考えた方がいいといえます。
試算表がすぐにできない
「うちの税理士から試算表が来るのが遅くて。。。」と嘆いている方もいるものかもしれません。
「銀行員が欲しがっているから早く欲しいんだよね。」という場合もあるものでしょう。
ただ、試算表というのは税理士との協同事業だといえるものです。
経理をじぶんで行なっている場合には、その経理が完成した段階で税理士が確認をし、さらに精度を上げたものを試算表として渡すことになっているでしょう。
そして、経理を含めた内容で依頼している場合には、その経理の元になるデータが税理士のもとにすべて届いた段階で試算表が完成していくといえます。
にも関わらず「経理に関する約束ができていない。。。」という状態であると、試算表は永遠に完成しないといえるものです。
たしかに、多くの税理士にとっては試算表の元になるデータが揃いさえすれば試算表をつくるのはそれほど難しくはないといえます。
とはいっても、そのデータが手元になければ試算表というのは出来上がらないのです。
ましてや「テキトーでいいから、ちゃちゃっとつくってよ。」といっても、その適当なもののデータがなければ試算表はつくれないといえます。
なので、試算表の作成は「協同事業として行なう。」という認識をもって取り組まないと試算表の完成は遅れていくことになるのです。
有名な税理士だから安心だと思った
「うちはそこそこ有名な税理士と契約しているから安心だ。」と感じたりもするものでしょう。
「YouTubeでも役立つ情報を発信しているし。」と。。。
とはいっても、税理士業界というのは税理士の方が現場に出てきて対応するのは稀だともいえるのです。
だからか「いつも対応してくれるのは税理士ではない無資格の従業員。」といったことが少なくないといえます。
などというようなことがあるので「あの税理士には契約書を取り交わしたときにしか会っていない。」となったりするといえるかもしれません。
なので「税理士に会えない。」と嘆く前に、
「どうすれば税理士と会うことができるんですか。」と質問をしてみるといいものです。
すると「もう少し料金を。。。」といった金銭的な問題であったり、
「そもそもうちの代表税理士は顧客対応をしていないんですよ。」といった言葉を聞けるものかもしれません。
契約した料金プランやそもそものスタンスは税理士によって変わってくるので確認しすることが税理士とのミスマッチを避けられるといえます。