会計を確認するときには、まずここを見ているといえます。

数字が正しいか
税理士として会計内容を確認するとき。
「数字は合っているか。。。」といったことを確認していくといえます。
- 発生主義になっているか
- 預金などの残高は実際の数字と合っているか
- 補助科目がズレていないか
- 仮払金・仮受金はないか
- 未収入金・未払費用が精算されているか
- 売掛金は合っているか
- 減価償却費は計上されているか
- 消費税の区分は合っているか
などを確認していくといえます。
そして、多くは「推移表」というものを見て確認しているといえます。
「数字が大きく変動している。。。」ということも「経理が合っているかどうか」というポイントとして見ているものです。
売上はあるか
「会計として正しいものになっているか。」を確認することに重点を置いていくとはいえます。
正しい会計になっていなければ、比較をしようがないですし、実態を掴めないからだともいえるからです。
そんな会計的な正しさを確認したあとには「売上」を確認していくといえます。
- 損益分岐点を超えている売上になっているか
- 粗利益率に大きな変動はないか
- 打ち合わせで聞いていた売上が立っているか
- 資金サイトに変動はないか
などと売上をベースに事業の実態を掴んでいくのです。
会計には様々な財務指標もあるものですが、
「結局は、売上があればほとんどの財務指標は高評価となる。」といえるものなので、売上を事業の根幹として見ていくといえます。
銀行融資を受けているか
事業というのは、売上が損益分岐点を超えていても、売上代金の入金までは一定程度の時差が生まれる性格にあるといえるものでしょう。
だからか「黒字なのにお金がない。。。」といったことが生じるものですし、資金繰りが重要となっていくのです。
そんな資金繰りのサポーターともなる「銀行融資を受けているか」といったことも確認していくといえます。
なので、
- 銀行融資残高はどうなっているか
- 信用保証協会とプロパー融資の関係はどうなっているか
- 毎月の返済額はいくらか
- いつごろ新規の銀行融資を受けたほうがいいか
といった銀行融資残高をベースに資金繰りを確認していくといえるものです。
また、銀行融資は「黒字のときに申し込んだほうがいい。」といったことがあるので、損益の関係と銀行融資のタイミングを伝えてくこともあったりするといえます。
「銀行融資をなるべく受けたくない。」という考えもあるものかもしれませんが、銀行融資を受けなければ事業の継続が難しい場合もあったりするので銀行融資の状態もひとつの指標になるものです。