転売行為をしている転売ヤーも確定申告をして税金を支払わなければならないのです。
転売行為で利益を稼ぐ転売ヤー
どのような事業も仕入れをおこない、その仕入れたものを売ることで成り立つものだといえます。
たとえば、税理士業も税金や会計、資金繰りの知識や実務能力を仕入れてそのサービスを提供することで事業が成り立っていくといえるものです。
そんな事業のひとつともいえる転売ヤーという行為。
「限定品を並んで手に入れてインターネットで販売する。」
「レア物を仕入れてネット販売する。」
「株主優待券などの特典で仕入れてネット販売をする。」も事業だといえる行為だといえるでしょう。
一時期品薄だったPS5などは「レア物を仕入れてネット販売する。」といった転売行為で、定価でPS5を手に入れるのは難しかったものです。
Nintendo Switch 2(仮称)は転売行為に合わないように在庫数を確保しているとも言われていますが、転売ヤーの商売のタネなるかどうかは気になるところだといえるかもしれません。
利益に税金がかかる
「転売ヤーをおこなってひと月に30万円稼ぐ。」
「転売行為をおこなって月に数百万円の売上。」ということをしているひともいるものでしょう。
このような行為は明確な違法行為だともいえないので、生活の糧としていくひとがいることには理解できるといえます。
少なくともわたしは、定価を超えるような価格になっている転売ヤーから購入することはありませんが。。。
そんな転売ヤーと呼ばれる方がおこなう転売行為にも税金がかかってくるといえます。
税金がかかる対象となるのは「売り上げた金額」というものではなく、
「売り上げた金額から仕入れ代金や送料、手数料などを引いた利益の金額。」だといえるのです。
売上 - 経費 =利益・・・に税金がかかる
その利益の金額を「1年分」計算したものに対して、所得税や住民税がかかってくるといえます。
確定申告をおこなわなければ税務調査になる
転売行為で得た利益。
その利益に対しての税金は「勝手にかかってくる。」というものではなく、自ら確定申告をおこなうことで金額が決まるのです。
そんな確定申告の期限は翌年の3月15日まで。
確定申告に対しては「じぶんで正直に確定申告をして税金を支払うなんてバカげた行為。。。」だとも感じてしまうものでしょう。
もしかすると、転売ヤーの方々の多くは「確定申告?。そんなの知らないよ。」という感覚かもしれません。
とはいっても、税務署などはインターネット上での取引を重点的にチェックしているものです。
メルカリやヤフオク、Amazonなどでの転売行為には目を光らせているといってもいいでしょう。
「このアカウントはかなりの頻度で転売行為しているから開示請求だ。」と個人情報を掴んでいるといえるかもしれません。
にも関わらず、確定申告せずに所得税や住民税の支払いをおこなっていないと税務署から連絡が来るといえます。
「税務調査にいついつに入ります。」といったような。
などということがあると、そこそこ多めに税金を支払うことにもなるので、
「転売ヤーのじぶんも確定申告をしなければならない。」と考えてパソコンやスマホで国税庁のe-Taxのページを開いて確定申告をおこなっていきましょう。