いきなり銀行に訪れて融資を申し込んでいいのか

「いきなり銀行に訪れて融資の申込みをしてもいいものなの。。。」と考えたりもするものでしょう。



いいし、結構いる


「いきなり銀行に訪れて融資の申込みをするひとはいるの。。。」と考えたりもするものかもしれません。

銀行員だった頃には、こう感じていたものです。

「わりといますよ。」と。

「新規創業をしたから融資を申し込みたい。」

「取引銀行を増やすために動いている。」

「住宅ローンの借り換えをしたい。」などという趣旨で、銀行に飛び込んでくるというひとがいたものでした。

「いきなり飛び込んできたわぁ。。。」とも感じたといえますが、だからといって無下に扱うわけではないといえます。

「じっくり話を聞いて真剣に融資可能がどうかを検討する。」というのが、スタンダードな対応だったものです。


事前にアポ取りをした方がいい


いきなり銀行に飛び込んで来てもあり得ることが、

「いま、融資担当が席を外している。」

「ちょっと、いま時間がないので日を改めて貰えますか。」

「実は、融資に不慣れた銀行員が担当している。」といったことだといえます。

なぜこのようなことが起こるのかといえば、融資関係でエース級に働いているひとはそこそこ忙しいからだといえるのです。

だからか「後日、改めて来てもらえますか。。。」などと、いきなり銀行へ飛び込んでも2度手間となることも少なくないといえます。

また、銀行員には「融資稟議を書くのが得意でガンガン行くひと。」と、

「あまり仕事を増やしたくないから、融資案件を抱えることに後ろ向きなひと。」といった分類があるものです。

すると、いきなり飛び込んでいくと「どっちのタイプの銀行員が対応してくれるかは運次第。」だともいえます。

たしかに「ガンガン行くひとに当たるまで銀行まわりをするからいいんだ。」と考えたりもするかもしれません。

とはいっても、無駄な手間を省くためには「あらかじめ電話でアポ取りをしておく。」としたほうがいいといえます。

「融資の相談をしたいんですけど。。。」と電話をすると担当者に繋いでくれるものです。

さらには「融資を実行したくてたまらないガンガン行く銀行員。」といったタイプに出会える確率も高くなるといえます。

ガンガン行く銀行員が「じゃあ、その日じぶんが対応しますよっ。」となったりするからです。


丸裸では行ってはいけない


また、電話以外にもその銀行から融資を受けている社長から紹介してもらうのもひとつの手だといえるかもしれません。

「知り合いの社長が融資を受けたいみたいなんだ。」というと銀行員は乗ってきたりするからです。

「紹介してもらえませんか。。。」といったような前向きな姿勢で。

そんな銀行融資を申し込みに銀行へ飛び込む際には、

「資料を持たず、意気込みで勝負。」とはしないほうがいいものです。

対応する銀行員は「資料を何か持ってきていますか。」といったような質問をしてくるからだといえます。

なので「決算書、事業計画書、会社概要(HPを印刷したものでもいい)、資金使途がわかる資料。」などは用意をしていきましょう。

銀行融資とは「資料を確認したうえで決裁が通る。」というものなので、いきなり飛び込む意気込みは持参した資料でもみせていくべきだからです。