ギターの弦を買いまくっても節税にはならない



仕事道具のひとつ楽器


「エグいぐらい値上げをしてくる。」と感じるのがミュージシャンにとっての仕事道具のひとつ楽器だともいえるかもしれません。

わたしもときおり楽器屋やウェブサイトを覗いたりもするものですが、

「昔は7万円くらいで買えたグレードのギターが15万円を超えている。」などと2倍以上の値段になっていて驚いたりもするものです。

にも関わらず、このギターの買取価格はそれほどだよなぁと感じながら。。。

などというミュージシャンにとっての楽器は経費になるものです。

「ギターは何本までが経費になりますか。。。」と質問を受けたことがありますが、ミュージシャンであれば本数制限はないと考えていいものです。

「これはツアー用、あっちはレコーディング用。」などと、複数のギターを所有することに対しての事業での必要性を証明できるからだといえます。


ギターの弦は経費になる


「ミュージシャンであれば楽器は経費になる。」といえるものです。

それとともに、消耗品であるギターピックやギターの弦なども経費になるものです。

それこそ「張った瞬間から錆びていく。。。」ともいえるギターの弦は、ありったけ購入している場合も少なくないものでしょう。

エリクサーのようなコーティング弦であれば「これは半年は使える。」などと、

アマチュアギタリストのわたしは感じているものですが、ミュージシャンの方であれば頻繁に購入して張り替えていることは理にかなっているので使った分だけひたすら経費になると考えていいといえます。

だからか、このようなことを考えたりもするものかもしれません。

「今年の税金はかなり高くなりそうだから、ギターの弦を書いまくって節税にしよう。」といったようなことを。


ギターの弦を買いまくっても節税にはならない


ギターの弦を購入していくとお金を使うことになるので経費になり、その結果税金の負担は減るものだといえます。

エリクサーの弦も1個セット1,800円前後でAmazonにて販売されていることを確認できるので、

「100個セットを買えば180,000円の経費になって節税。」だとはいえるものです。

だからか「ギターの弦を大量購入すれば税金が安くなるぜっ。。。」などと言われていたりもするのでしょう。

とはいっても、ギターの弦は「買っただけ」では経費にはならないのです。

「使うことによって経費になる。」といえます。

「使う」の定義としては「ギターに張ったら使ったことになる。」と考えていくといいでしょう。

なので、ギターに張っていないギターの弦は経費ではないのです。

「お金を支払っているんだからそんなことはないっしょ。。。」とも感じるかもしれませんが、税金のルールとしてはまだ経費にならない支出だといえます。

「じゃあ、買っただけで使っていないギターの弦はどうなるのさ。」といえば、貯蔵品という資産にするのです。

「1,800円のギターの弦を100個セット買い、使ったのが10個セットだけ。」という場合には、

10個セット分の18,000円・・・消耗品費(経費となる科目)

90個セット分の162,000円・・・貯蔵品(経費とならない科目)

と会計ソフトに表示(入力)する必要があるのです。

そして、貯蔵品とした分のギターの弦は使うたびに「消耗品費に振り替えていく」として経費になっていくといえます。

だからこそ「ギターの弦は買っただけでは経費にならず、使った時点で経費になるのが税金のルール。」として、焦って大量に購入するのは避けていきましょう。

買っただけでは、経費にならないのに大量に購入してしまうと、

「どっかにいっちゃう。。。」ということもありえるので、必要な分を定期的に購入していったほうが賢い支出だといえるものです。