営業をやめるのはいつがいいのか

事業においての営業はやめてはいけないと考えていきましょう。



「営業は必要なくなった」というフェーズ


事業を営む際にひとつの根幹ともなる営業。

そんな営業には「もう損益分岐点を超えたから、そろそろ営業をやめよう。」というフェーズに入ることもあるものでしょう。

「何もしなくても売上がどんどん増えていく。」ともいえる状態になったりもするかもしれません。

たとえば、税理士業などもこのような言葉を聞く機会も少なくないといえます。

「もう営業を仕掛けるフェーズは超えた。」と。

なので、事業においては「営業をやめるフェーズ。」というものもあるのかもしれません。


広告宣伝という営業


「営業をやめるフェーズ。」だといっても、営業を続けている事業者の方もいたりするものでしょう。

むしろ「営業をやめる選択肢なんてない。」という事業者の方のほうが多いかもしれません。

飲食業であれば「食べログやホットペッパーで広告宣伝をおこない続ける。」という営業もスタンダードだったりするものでしょう。

このような飲食業を営む方を見ていると「営業を止めてはいけない。」と感じたりするといえます。

「イチゲンサンを取る必要がある事業内容だから広告宣伝をやめられない。」

「低単価で顧客数勝負だから広告宣伝をやめられない。」

「周りがやっているから広告宣伝をやめられない。」といったネガティブな印象を広告宣伝に対して持つ方もいたりするものでしょう。

「広告宣伝なんて営業ではないし、邪道だ。。。」と。

それこそ「広告宣伝をしていない隠れた名店に訪れたい。」といったことを考えたりするひともいるものかもしれません。

とはいっても「広告宣伝を続ける。」という飲食業を営む事業者の方を見ては、参考になるといえます。

営業を止めてはいけないと。


広告を使わない分


事業の認知活動を広げる、営業・広告宣伝。

「必要がなくなったフェーズにいる。」「だって、営業をやめてもお客様が変わらなく来ているから。」

というのは、まやかしだといえます。

それこそ、自ら営業をおこなわずに「人脈のハブとなる紹介してくれるひと。」をあてにしていたりすると、そのひとに依存することになり事業の命運すらも握られてしまうものです。

「大手一社との取引だから。」というのも事業の命運を明け渡しているといえるでしょう。

紹介者や一社専属取引のリスクを税理士業で考えると、

「この売上はなかったことにして申告してほしい。」といった、脱税的な依頼も断ることができなくなる危険性すらもあるといえます。

そのような「危機管理。」として、営業は続けていくべきです。

事業内容によっては「食べログ・ホットペッパー」などへの掲載も、このようなホームページ上での発信も営業になるものです。

少なくとも「どこにも情報がない。」という場合には、事業の命運を他人に委ねすぎている状態だといえます。

営業を続けるから、事業も続いていく。

なので「営業が必要なくなったフェーズにいる。」というのは、事業における錯覚だと考えて営業は続けていくべきだといえます。

出し続けていきましょう。