「給与や売上の締め日。」締め日や支払日を複数つくり資金繰りの景色を変える

締め日や支払日を変えることで、資金繰りの景色は変わっていくものです。



締め日や支払日のスキマを埋めるために銀行融資を検討する


事業を営んでいると「資金の谷間」というように、

「あと何日すれば入金があるのに、今日のお金が足りない。。。」ということはあったりするものかもしれません。

そのような資金の谷間を埋めるために「銀行融資を受けておく。」といった資金繰り戦略も必要だとはいえます。

「無借金経営にこだわって資金繰りで夜も眠れないなら、お金を借りてでも資金の谷間を避ける。」とした方が資金繰りの不安が和らぐからです。

なので、事業では無借金経営を追いすぎないとしたほうがいいのです。


給与の締め日、支払いの締め日


「銀行融資を受けて資金の谷間を避ける。」といったこととともに、締め日と支払日を意識することも資金繰りには必要だといえます。

たとえば「月末に大きな入金がある。」という事業を営んでいる場合に、

「給与は15日締めの25日払い。」としてしまうと、月末までの資金繰りが厳しくなることもあり得るものでしょう。

その際に「あと5日、給与支払いを待ってもらえないか。」と従業員の方に伝えるのもありだといえます。

ただ、締め日と支払日を変えていくほうが迷惑をかけることが少なくなるものです。

たとえば「給与の締め日を15日、給与支給日を翌月5日。」

というように、締め日と支給日を変えると月末の入金を受けた結果の資金繰りとなるのです。


売上の締め日、入金日


売上の締め日や入金日を取引先毎に変えていくのも、資金の谷間を避ける手段のひとつだといえます。

「すべての取引先からの入金が月末にある。」

「五十日毎に入金がある。」というのでは、資金繰りの感覚も変わってくるからです。

なので、取引先ごとに「締め日と入金日を変える。」といたことを実践していきましょう。

「うちの締め日と入金日はこれなので。。。」と説明をすれば、取引先も対応をしてくれるものです。

「新しい取引先や新しい売上の締め日、入金日を変える。」といった部分からでもいいといえます。

などという締め日や支払日の日程を変えるだけでも、資金繰りの景色は変わっていくものです。