お金の不安を和らげたいなら経理を行い資金繰りをみていくべきです。
経理は事業と家計を行う
「資金に不安が。。。」ということを事業を営んでいる際には感じたりもするものかもしれません。
その不安を和らげる効果があるものが経理だといえます。
「いつまでに支払い、いつ頃に入金される。」といったことを可視化できる経理を行うことで未来の見通しも経ってくるものでしょう。
「推移表」と呼ばれる月ごとに数字が並べられたものを確認することでも、事業への安心感は得られるといえます。
とはいっても、事業の資金繰りを確認するだけではまだ安心できないこともあるかもしれません。
なので、生活に関わる家計も確認していきましょう。
「プライベートの預金残高をぱっと見る。」ために、インターネットバンキングをすべての銀行で契約しておいたほうがいいといえます。
法人とは異なり個人の場合にはネットバンキングに手数料を取られないことが通常だといえるものです。
また、クレジットカードの明細もネットで見られるようにして、日々確認していくといいといえます。
「ふ、不正利用の形跡が。。。」ということにもすぐに気がつけるものですし、引き落とし金額を認識できれば不安感も減るものです。
節税はお金を失うと覚えておく
「お金を増やすために節税を。。。」といったような言葉を聞いたりしたこともあるかもしれません。
たしかに「ホントは来期以降に必要なものだけど、今期の税金を抑えるためにいま買っておこう。」という投資判断は、悪手ではない節税策だといえます。
「事業にとって必要だけど、まだ購入していないものはありませんか?」といったセリフを税理士としてお客様に投げかける機会も少なくないものです。
ただ「節税するとお金が増える。」というのは、すべて嘘だと考えていいものです。
「一流の経営者は節税をしています。」と声をかけてくるのは、多くの場合なにかしらの営業員だったりするものでしょう。
「保険で節税したほうがアフタータックスでメリットがある。」などといったように。
このようなことに耳を貸す必要はまったくないといえます。
「アフタータックスで。。。」などと言われると高尚な世界にいる感覚を味わうかもしれませんが、その営業員に給与を支払うためにお金を溶かしている行為だといえるのです。
「節税。」というお得なことがじぶんには起こらず、使ったお金はその使った会社を存続させるための原資になっているといえますから。
少なくとも、一流の経営者は「節税策を考えるのではなく、事業を強化する策に熱心。」だといえるものです。
なので「節税を。。。」といったような情報はすべて無視をしてもいいといえます。
借りる選択肢を意識する
お金の不安があるならば「借りる。」といったことに対して躊躇しすぎないほうがいいといえます。
「借りると利息の支払いと元金返済が。。。」とも感じるかもしれませんが、いまの時点での資金繰り不安は解消できるものです。
たしかに「借りても、もうどうにもならない。。。」という状態であれば、借りることに対して慎重になるべきですし銀行や親族もお金を貸してくれないものでしょう。
ただ「お金を借りることで時間的な猶予ができれば事業は好転する。」というステージにいる場合には、銀行や信用金庫、日本政策金融公庫に融資の申込みを検討してみるといいといえます。
たとえ融資を受けたお金だったとしても、増えた預金残高によって選択肢を広げられるからです。
その際には、増えた預金残高で気が大きくなり過ぎないように注意をすべきですが、事業のコアな部分に目を向けた活動ができるはずだといえます。