「フェラーリが欲しいんだけど、売った場合には税金はかかるの。。。」と考えたりするものかもしれません。

事業として売ったら税金がかかる
事業を営むなかで考慮していく必要があるといえるのが「資金繰り」だといえるでしょう。
「商品を売って、めちゃくちゃ儲かった。」といっても、買ったひとからの入金がなければ資金繰りに困ってしまうものです。
「買ったんだから支払え!」などと裁判をしても取りっぱぐれて、資金繰り倒産をしてしまうからです。
また「資金繰りを考える際には税金分も考慮したほうがいい。」といったように、支払わなければならない税金も資金繰り予定に入れておいたほうがいいといえます。
なぜなら「事業として売った行為には税金がかかる。」といったことがあるからです。
「法人としてモノやサービスを売ったのであれば、法人税がかかる。」
「個人事業主としてモノやサービスを売ったのであれば、所得税がかかる。」
そして、法人でも個人でも消費税もかかってくる場合もあるといえます。
プライベートなものを売った場合には
法人や個人事業主がモノやサービスを売った場合には、法人税や所得税、消費税がかかってくるといった税金の世界。
そのなかには「事業用として使っていたモノ」を売った場合にも税金はかかってくるといえます。
「社長車を下取りに出した。」
「営業車を下取りに出した。」
「事業で使っていた車を中古車会社に売った。」という場合には、税金がかかってくるのです。
とはいっても、プライベートで使っていた自家用車を売った場合には税金はかかってこないといえます。
「社長が個人的に乗っていた自家用車を下取りに出しても、税金はかからない。」
「個人事業主が事業では使っていなかった自家用車を下取りに出しても、税金はかからない。」
「自家用車を中古車会社に売っても税金はかからない。」といったように。
なぜなら「生活用動産」というプライベートで使っていたものを売った場合には、所得税が非課税となるといったルールがあるからです。
ローンで買った車であっても、購入時より高く売れた車であっても「プライベートで乗っていた自家用車は非課税。」なのです。
繰り返し転売していると
だからか、プライベートで乗っていたフェラーリなどのスーパーカーを下取りに出したり、売ったりした場合でも税金はかからないので確定申告の必要はないといえます。
とはいっても「このフェラーリは、プライベートな車だけど。。。」という場合でも、数年間で複数台フェラーリなどのスーパーカーを売っていた場合には税金がかかってくるのです。
なぜなら「これは事業としておこなっていたものでしょ。。。」と税金の世界では判定されるからです。
「事業としてって何だよ。。。」といえば、
反復継続してフェラーリなどを売っていた場合には「転売を目的とした事業だよね」といった「反復継続の行為」が事業とみなされる行為なのです。
たしかに「いまフェラーリを5台所有している。」
「だけど、資金繰りが厳しくなってきたから全部売ろう。。。」といった場合には、反復継続して車を転売した行為にはならないので税金はかかってこないといえます。
ただ「市場がいまいい感じだし、フェラーリなどを複数台安く仕入れられるルートがあるから、ちょろっと乗ってすぐ売っちゃおう。」といった場合には税金がかかってくるのです。
「反復して継続して車を販売している行為」といった事業としての行為になるので、税金はかかってくるといえます。
「そんなところまで税務署も気にしないでしょ。。。」といっても、フェラーリなどのスーパーカーを何台も頻繁に転売していれば税務署から指摘される目立つ行為になるものです。