内部留保はお金ではない

「内部留保≠お金。」ということは事業を営んでいるなら認識していきましょう。



事業継続に必要なものはお金


「事業に必要なものは。。。」といえば、いくつも思い浮かぶでしょう。

「営業力。」

「製品やサービス。」

「じぶん自身の規律と信念。」などというように。

そのようなものとともに事業継続に必要なものは「お金。」だといえるものです。

素晴らしい営業力があっても、製品やサービスが革新的でも、規律と信念があっても、お金がなければ続けることはできないでしょう。

また「黒字だけどお金がなくて倒産する。」というように、お金が足りないことで黒字でも事業が行き詰まるケースがあるのです。


悪のように語られる内部留保


「あの会社は内部留保を溜め込んでいる。」というように、

「内部留保は悪いもの。」といったようなイメージもあったりするといえるでしょう。

それこそ「汚いことをして得たものが内部留保。」という印象もあったりするかもしれません。

そんな内部留保というのは、過去からの利益の累計額だといえます。

「内部留保が多い。」というのは、過去から利益を計上してきた証だともいえるのです。

なので、内部留保があるということは「最高の事業を営んできた結果。」だといえるかもしれません。


過去からの利益でお金ではない


そんな「過去からの利益の累計額。」だといえる内部留保。

「利益の累計だからそれだけお金が残っているってことだよね。」とも考えたりするものかもしれません。

とはいっても「利益≠お金。」というのは事業を営んでいると感じるものでしょう。

「利益は出ているけどお金としてはまだ入金されていない。」

「利益が出たから大きな投資をしてお金を使っている。それは経費ではなく資産計上。」

「利益が出たから借入金の返済を行った。」というように、

その利益が出たあとにお金の使い道としてお金を使っているのが事業だといえるものかもしれません。

だからか「内部留保は=お金ではない。」と認識していきましょう。

「利益のかたちは、事業はお金の使い道で変わり続ける。」といえるのです。