「経理をやるなら簿記を学んだほうがいいのかなぁ。」
と思われる方もいるかもしれませんが、簿記よりも先に経理を毎日行ないましょう。
事業に経理は必須
起業をすると必ず行わなければならないのが、税金の申告だといえるでしょう。
その税金の申告書を作成するための基礎となるのが経理だといえます。
経営を数字で管理することで「いまの事業の状況」を正確に把握するのが経理になります。
そして、その正確な数値が税金の申告には必要なものです。
また、経理は税金の申告のためだけに行なうものではありません。
「どの程度儲かっているのか。」
「じぶんの経営感覚が実際の数値と一致しているのか。」
ということを随時確認しておかなければ、事業が危機に陥ってしまいます。
事業が危機に陥らないためには経理を行わなければなりません。
経理のあとに簿記でいい
「学生時代に簿記を学んだことがないから経理は苦手。」
という方もいることでしょう。
たしかに「仕訳における借方や貸方といった専門用語」を聞くと、簿記に対して近寄りがたさを感じることもあるかもしれません。
とはいっても、事業を営むうえでは簿記を学ぶよりも先に経理を行なう方が大切です。
その経理は、会計ソフトを使い行なうことが必須になります。
なので、簿記よりも先に会計ソフトの使い方を覚えたほうがいいといえるでしょう。
会計ソフトを触りながら経理のツボを押さえたほうが事業には役立つことになります。
そして、会計ソフトを購入したら毎日会計ソフトを使い経理をするようにしましょう。
簿記を学ぶと事業に役立つ
「クラウド会計ソフトを使えば簿記の知識は必要ない。」
という宣伝文句もありますが、それは正しいとはいえません。
たしかに、起業をしたあとには「簿記よりも先に経理を毎日行なう。」ということをしたほうが事業の助けになります。
とはいっても、簿記の知識があったほうが経理の効率も高くなります。
「現金勘定や預金勘定がマイナス残高にしてはいけない。」といったことや、
「借入れの返済が経費にはならない理由。」というのも、簿記を学ぶことで理解できるようになるといえます。
事業を始めたら、毎日経理を行いましょう。
そして、毎日経理を行なっていると簿記の仕組みがある程度はわかるようになり、簿記を学びたい気持ちになるものです。
