「税金が払えない。」はなぜ起こるのか

「税金が支払えない。。。」といったことは避けられるものです。



売上以上にお金を使っているから


「えーっ、こんなに税金を払えないよ。。。」といったことを事業を営んでいると感じるかもしれません。

それこそ「法人税は何とかなるけど、消費税はホントに支払えない。」とも感じるものでしょう。

たしかに、税金の負担というのは小さくないと税理士だったとしても感じるものです。

また「もっと戦略的に税金を使ってよ。。。」とも思わないでもないといえるかもしれません。

とはいっても、税金が支払えないのは売上以上にお金を使っているからだともいえます。

「日本の企業は7割が赤字で申告している。」というデータもありますが、事業を営んでいるなかでの赤字は避けられるはずです。

そして、税金の支払いがあるという状態は「税金を支払う余力があるから支払ってね。」といったルールになっているといえます。

たとえば、法人税は「儲かった証の利益にかかる。」税金だといえますし、消費税は預かったものの精算にすぎないのです。


税金の計算していないから


「税金が支払えない。。。」というのは経理などの計算をしていないからだともいえます。

「経理なんてやらなくても勘でいけるから。。。」といっても、その勘は正確ではないでしょう。

なので「経理をやっていないから税金が支払えない。」ともいえるのです。

「消費税の支払いは〇〇円になりそうだから、この金額は使ってはいけない。」といったようなことは経理をしてみると認識できるようになるといえます。

税金の支払額がリアルにわかるのです。

もし「経理がじぶんではできない。」という場合でも、毎月数字を見ることが体制をつくっていくべきでしょう。

税理士の方や経理の方に頼ることも考えてもいいかもしれません。

すると「税金の支払いがこんなに。。。」といった衝撃を受けなくてもいいといえるからです。


節税をしているから


そして「節税をしているから税金が支払えない。」といったこともあるものです。

たとえば「保険に入れば節税できますよ。。。」

「賢い社長はみんなやっていますよ。。。」などといったセールスを受けたりもしたことがあるかもしれません。

たしかに、保険料の100万円が経費になれば法人税は30万円ほど節税になるので、経費になるものにお金を使えば税金は減るものです。

とはいっても「30万円の法人税を減らすために100万円を使う。」というのはロジックが崩壊しているでしょう。

仮に、何もしなければ60万円の法人税を支払う見込みだった場合に、100万円の保険料を支払って30万円節税したとしても、まだ30万円の法人税の支払いをしなければならないのです。

お金はすでに100万円減っているにも関わらず。。。

すると、何もせずに60万円の法人税を支払えば減るお金は60万円だけですむことになり、100万円の保険料を支払った場合よりもお金は40万円残るといえるのです。

さらには「経費で100万円の保険料を使う。」という場合には、100万円よりも多くのお金を支払う必要もあるものです。

ましてや、保険料の支払いであれば「消費税の節税には一切ならない。」という節税には中途半端な策ものだといえます。

などというように「税金の支払いを減らすために節税する。」などとしているから、お金が必要以上に減り税金が支払えないといったことが起こるのです。