経費を事業とプライベートで按分する際の考え方

経費の按分をどうしようかと悩む場合もあったりするかもしれません。



わけられない支出は按分する


事業を営んでいると「事業用とプライベート用で共用している。」といった支出があったりもするでしょう。

たとえば「自宅兼オフィス」といったように、自宅で仕事をしているひとというのも少なくないといえるかもしれません。

そのような際には、

「全額が事業の経費にならない。」ということもなく「全額が事業の経費になる。」といったこともないといえます。

「使っている分だけ事業の経費にしていこう。」となるのです。

たとえば「2LDKの物件を借りていて1部屋をオフィスとしている。」場合には、

「平米数を割り算して経費にする。」といったことや「3部屋あるということだから家賃の1/3を経費にする。」としていくといいでしょう。

また、家賃を按分しているなら「管理料、水道光熱費、通信費(インターネット代)。」なども同じ算式で経費にすることもありだといえます。


按分割合は毎月変えてもいい場合もある


「按分して経費にする。」といっても、毎月同じ割合で経費にしなければならないというものでもないといえます。

家賃などは毎月同じ金額にしたほうが説明も付けやすいので、毎月同じ割合を経費にしたほうがいいものですが、ガソリン代などは毎月同じでなくてもいいでしょう。

「今月は走行距離1,000kmのうち800kmを事業で使用した。」

「先月は走行距離800kmのうち790kmを事業で使用した。」という場合には、その走行距離に応じて経費にしていいので家賃のように「毎月支払金額のうち1/3が経費。」としなくていいのです。

使用する量が毎月異なるのであれば、毎月経費にする割合を変えても税務調査で指摘される可能性は低いといえます。

毎月使用量が異なるものであるならば、その使用量をExcelなどに記録をして保存しておいたほうがいいものです。

明確な計算根拠があれば、税務調査となった場合にも説得力が増すことになるからです。


あえて按分しない支出もあり


また「割合をどうするか。。。」という経費もあったりするかもしれません。

たとえば、PCやスマホなどはそのひとつの例だといえるでしょう。

「PCは、ほとんど事業で使っているけどたまにプライベートなネットショッピングをするし。」

「スマホもSNSを見たりするけど、メールやチャット、電話などでお客様と連絡を取るし仕事用のアプリもめちゃくちゃ入れている。」といったように。

このようなPCやスマホの購入金額も按分をして経費に入れたほうがいいとはいえます。

「PCは事業として95%、プライベートとして5%。」などとわけるのもひとつの手でしょう。

ただ、PCやスマホに関してはわけにくいのであれば全額を事業の経費としてもいいでしょう。

わたしもこの2つは事業用と考えていますし、特にPCは事業を営んでいなければ買っていないでしょうから。

なので、場合よっては「あえて按分しない。」としてみるのもありでしょう。

税務調査で指摘されてもPCなどに関しては「按分していないですよね。」と言われることは少ないものです。

「按分すべき経費を按分しないで赤字申告をしている。」となると、按分割合を計算し直したほうがいいものですが、そうでなければ「これは全額事業用」と胸を張っていい支出もあるものだといえます。