個人事業主が税務調査で最低限やったほうがいいこと3選

「いよいよ来週、税務調査。。。」となると気が重くなったりもするものでしょう。

その税務調査の際に「最低限これはやっておいたほうがいい。」ということを3つほど挙げていきます。



過去3年分の帳簿などを用意する


「税務調査って一体何をするんだろう。。。」ということを、初めて経験する税務調査のときほど考えたりもするものでしょう。

そんな税務調査の大まかなスケジュールは「10時頃からお昼まで」は調査官との面談。

その後、お昼休憩を挟んで「13時から16時頃まで」調査官が確定申告の元となった帳簿や請求書などの書類の確認を行っていくことになります。

だからか「1日中取り調べ(面談)が行われて、ジワジワと詰められる。」のが税務調査というわけではなく、保管してある帳簿などの書類のチェックをメインとするのが税務調査だといえます。

そして、このような確認したい書類に関しては税務調査の電話連絡が来た際に調査官から指定があったりするものです。

「過去3年分の総勘定元帳や請求書、領収書などを準備してほしい。」と。

その準備された書類を確認し、

「確定申告の内容が正しく行われているか。」といったチェックを行なうのが税務調査のメインの目的だといえます。

なので、指定された期間分の帳簿は会計ソフトやExcelから印刷をするなどして用意しておきましょう。

「書類を見せなければ何も指摘されずに乗り切れるのではないか。。。」といったことを考えたりもするかもしれませんが、そのようなことはありません。

帳簿などがなければ「調査官が推測した数字に直されて思わぬ税金の支払い。」となってしまうので事前に用意をしておくことは必要だといえます。

きちんと帳簿などの書類が揃っている方が税務調査の時間も短くなる場合もあったりするものです。


税務調査で使う事務所や部屋は片付けておく


税務調査というのは、税務署の調査官が事務所や自宅にやって来て行われることが多いといえます。

なので「じぶんのホームグランドで向かい打てる。。。」とも考えることができるでしょう。

そのホームグランドに関しては、整理整頓を行なっておくべきだといえます。

税務調査といっても「自宅や家中を調査官が歩き回って、デスクや金庫を開けて回る。」といったことは基本的には行われません。

応接室に通したら、その場で面談や帳簿などの書類の確認を行なっていくことになります。

だからこそ、最低限の嗜みとして調査官を通すことになる打ち合わせスペースは整理整頓しておくべきです。

事業を営む上での事務所や自宅を事務所としている場合だったとしても、

「税務調査とは関係なく見られたくないもの。」といったものもあったりするものでしょう。

そのようなものは、なるべく調査官の目に止まらないようにしておくべきです。

税務調査というのは、少なくとも半日から1日は調査官がその場所に滞在することになるので「お客さまを向かい入れる。」といったスタンスで片付けておくことは必要だといえます。

綺麗に整理整頓をしておけば慌てずに対応ができ、無用な指摘を受けることもなくなるといえるでしょう。


お茶などの飲み物は用意する


「招かれざる客。」といった感覚を税務調査を行なう調査官に対して持ったりもするものかもしれません。

それこそ、面談をする打ち合わせスペースも、

「嫌がらせしてやる。。。」といった感覚で、お客さまを通常は受け入れることがない部屋を案内しようと考えることもあったりするものかもしれません。

「この場所に閉じ込めておけば、調査官も戦意喪失するだろう。」などと考えて。。。

とはいっても、調査官に対してはそのような嫌がらせともいえる対応は取るべきではありません。

たしかに、個人事業主だとすると税務調査を受けるのは、

「一世一代の勝負。」などと感じるものかもしれませんが、調査官からすると税務調査は日常業務のひとつだといえます。

そのような日常業務は「滞りなく穏便に済ませたい。」といったことを考えているのは会社員と変わらないものです。

なので「嫌がらせをする。」などといった行為は、調査官のやる気を引き出してしまうこともあるので逆効果だといえます。

だからこそ「お客さまを向かい入れる。」といったスタンスで税務調査の対応をする方がスムーズにいくものだと考えていきましょう。

その際には「ひとは喉を乾く。」ともいえるので、お茶などの飲み物を出すことも必要だといえます。

お茶などを出して相手を気遣うことで調査官の緊張も解れるものですし、穏やかな雰囲気で税務調査が進んでいくともいえるものです。