
税務調査の当日はヒアリングから
税務調査というのは、調査官の方が帳簿や請求書関係などの書類をペラペラ確認しながら進んでいくものだといえます。
なので、わりと「シャーッ」という紙がめくれていく音だけが、こだまする空間になるともいえるかもしれません。
「税務調査って、資料を準備したらやることがないもんだなぁ。」と感じたりもするものでしょう。
とはいっても、税務調査の当日は「午前中に調査官からのヒアリングを受ける。」といったスケジュールで進んでいくものです。
税理士が立ち会っていたとしても、ヒアリング中にメインで会話をするのは税務署の調査官と納税者の方だといえます。
だからこそ、税務調査の当日は当事者である納税者の方にも出番があるものですし、
「どんな事業を営んでいるのか。」
「お金の管理はどうしているのか。」
「プライベートの趣味は。」などというようなヒアリングを受けていかなければならないともいえるものです。
税務調査の当日にバックレる
などというような税務調査の当日。
「メンドーだからバックレようかなぁ。。。」と考えたりもするものかもしれません。
「当日、事務所に行くのをやめよう。。。」といったように。
まず、当日にバックレた場合。
税務署の調査官の方は、連絡をして再調査の日程を調整しようとしてくるものです。
「オニ電。。。」ともいえるように、連絡がつくまで電話を入れてくるといえます。
そんなオニ電を放置し続けていると「協力的でない」と受け取られて、その後の対応が厳しくなったりするものです。
調査官が申告内容に納得できない点がある場合には、
税務署が持っている情報をもとに「税金の金額を勝手に計算」してくるものですし、追徴課税や加算税・延滞税などもかかってくるといえます。
また、税務調査は「見られる帳簿関係は3年分が通常。」となっているところ悪質なひとと判断されて、調査対象期間が最長の7年に拡大される場合もあったりするものです。
都合がつかなくなったら連絡をする
「税務調査をバックレる。。。」ということは避けるべきだといえます。
もし、調査日に都合がつかなくなったならば、できるだけ早めに調査官に連絡して日程変更を依頼したほうがいいものです。
一度決まっている日程であったとしても、調査官はわりと柔軟に日程変更をしてくれるものだからです。
また「調査当日に立ち会いたくない。。。」というのであれば、税理士の方に税務調査の立ち会いを依頼するのもありだといえます。
税理士の立ち会いがあったとしても、基本的には「ヒアリングの際は居てもらう。」というのが通常ですが、バックレるよりはダメージが少なくなるからです。
税理士の方が立ち会えば、当日に「電話でヒアリングを受ける。」といった感じで、現場にいなかったとしてもダメージを最小限に収められるともいえます。
なので、当日バックレは避けて、都合が悪いなら必ず連絡を入れて事情を説明し、税理士と相談のうえで対応していくといいといえます。
バックレて放置すると調査が厳しくなり、結果的に税額が増えたりするものだからです。