仕事をどこでやっても経理や確定申告は同じ場所でやるべき

経理や確定申告はいつも同じ場所でやるべきだといえます。



完全フリーアドレス


事業を営んでいると、仕事をおこなう場所にこだわらなくてもいいといったこともあるかもしれません。

わたしのような税理士業でも「オフィスでも自宅でも、ときにはカフェでも。」というようにPCを持ち歩いていればどこでも仕事ができたりものです。

現場に向かうような事業内容であれば様々な現場に行くでしょうし、オフィスワークメインの事業でもフリーアドレスにして座席にこだわらずに仕事ができることもあったりするものでしょう。

そんな「仕事をする場所に自由が効く。」というのは、生産性の高さを感じたりもするといえるかもしれません。

わたしも「身体とPCさえあれば、どこでも仕事ができる。」ということで、仕事のスピードが早くなった感はあったりするといえます。


経理を外でやってはいけない


「仕事をする場所が自由だから生産性が高まっている。」というのは、事業を営んでいるひとの強みだといえるでしょう。

とはいっても、なるべく同じ場所でおこなったほうがいい仕事のひとつが経理だといえます。

たしかに「経理をやる際には、ネット上のデータを会計ソフトに連携すればいいだけだからカフェとかでもできる。」といった感覚もあるかもしれません。

また、レシートなどの入力も「カフェや車の中。」などの外でやれそうな感覚もあったりするものでしょう。

ただ、レシートや領収書、請求書などの書類は保管していなければならないものなので「紛失しちゃった。。。」ということは避けなければならないのです。

税務調査となった場合には、レシートなどの書類を提示できないと「根拠がない数字。」とみなされて不利になることがあるからだといえます。

そして、外や毎回違う場所で経理をおこなっていると、

「あの資料どこにいったっけ。。。」

「あのデータどこかにいっちゃった。。。」

「どこまでやったんだっけ。。。」などということが起きてしまうのです。


確定申告を外でやってはいけない


経理を外出先でおこなっていると書類の紛失やネット環境が不安定でデータ破損などのリスクがあるともいえます。

また、カフェなどでおこなっていると「モニターを覗かれる。」といったリスクもあったりするものです。

それこそ、カフェなどで資料を広げていたりPCで仕事をしているひとがいると「何やってるんだろ。。。」と気になってしまうのが人間の性だといえるでしょう。

そのようななかで「住所や氏名、売上や所得。」といったかなりの機密情報が含まれている確定申告書をつくっていると個人情報がだだ漏れになってしまうものです。

ましてや、監視カメラの解像度は上がっているので「思いも寄らないところから覗かれている。」といったこともあるといえます。

なので「どこでも仕事ができるのがハイパフォーマンス。」といっても、経理や税金の申告書などは「いつも同じ場所」というところでおこなっていきましょう。

ネット環境が安定しているオフィスや自宅の決まった場所でおこない、レシートなどの資料をすぐに保管できる場所でやるべきだといえます。

それによって生産性も上がるといえますし、紛失や個人情報流出が避けられるからです。