「車やPCを2台買って事業の経費にするのはありなのか。」といえば、事業で使っているものなら経費にしてもいいといえます。
必要ないものなら税務調査で指摘される
「ひとり事業だけどPCが2台必要。」
「長距離移動用に普通車で、近場の移動には軽自動車を。」といったことは、ひとりで事業を営んでいてもあったりするものでしょう。
とはいっても「ひとりなのに車やPCを複数台所有してもいいんだろうか。。。」とは考えることもあるかもしれません。
「税務調査で指摘されたらどうしよう。」と。
そんな税務調査では事業にとって必要なものであれば、突っ込まれたとしても大きな問題にはならないといえます。
「PCが壊れたときに備えて2台体制にしている。」
「用途が異なる車だから2台必要。」ということはあるものです。
わたしもPCはMacとWindowsの2台を持っていますが、事業にとって必要だから2台体制としていることを自信を持って説明できるといえます。
必要なら複数台買っておく
ひとりで事業を営んでいるからといっても、
「これは1台しか経費に入れてはいけない。」というルールはないものです。
なので、事業にとって必要なものであればそれが2台目以降のものだったとしても躊躇なく買っていきましょう。
わたしがPCを2台所有しているのも、
「仕事の生産性を圧倒的に上げるためにはMacBookが必要だ。」という理由と、
「税務ソフトがWindows PCのみでしか使えないから。。。」だともいえます。
これを「だったらWindows PCのみで税理士業を行ってください。」と税務署の方が言ってくるかといえば、おそらくそのような主張はしてこないでしょう。
そして「事業にとって必要だ。」ということは税務署の方にも自信を持って伝えられるものです。
だからこそ「ひとり事業者だからPCや車を2台経費に入れてはならない。」ということは考えすぎず、
「事業で必要だから。」という理由があるのであれば、躊躇なく2台目も購入し経費に入れていきましょう。
事業で使わなくなったら経費から外す
たとえば「当初は普通自動車と軽自動車の2台体制で事業を営む必要があった。」といっても、
事業の状況が変化して「軽自動を事業で使うことがなくなった。」というのであれば、使わなくなった方の軽自動車は経費にするのをやめていくべきだといえます。
わたしが税理士業を営んでいる中でも、
「車は2台全部を事業で使っているんですか。。。」と聞いたりもするものです。
その際に「以前は使っていたんだけど、いまは全く使っていない。」と言われる場合もあったりするといえます。
などというような「いまは1台しか使っていない。」というのであれば、経費にするのはいま使っているものだけにすべきです。
減価償却費なども1台分だけを経費に入れるようにして、事業で使わなくなったもう一台分は計上するのをやめていきましょう。
たしかに、事業に使っているのは「1台だけを経費にする。」というルールはないものです。
だからこそ、事業で複数台使っているなら自信を持って経費にして税務調査の際にもその理由を説明していくべきだといえます。
とはいっても「もう事業では使わなくなった。。。」
「そもそも事業では一切使っていない。」という状態にも関わらず経費に入れることは避けていくべきです。
もし「ちょっとだけ事業で使っている。」というのであれば、その使った分だけを日数で按分するか、走行距離で按分した金額だけを経費に入れるようにしていきましょう。