「他の銀行ってプロパー融資を受けているのはわかるの。。。」といったことを書いていきます。

プロパー融資と信用保証協会付き融資
銀行と融資取引をする際には、公的機関である信用保証協会の支払保証を担保とした信用保証協会付き融資。
銀行独自の融資商品となるプロパー融資があるといえます。
なかでもプロパー融資は「担保を取らない。」といったものもあったりするものです。
担保として取るのは「会社の業績」といった信用だけといった融資商品。
なので、無担保・無保証となるプロパー融資は、
受ける難易度が信用保証協会付き融資よりも上がるものですし、受けられたことにより会社としての信用が上がる行為だといえます。
「受けられる機会があるなら、プロパー融資を受けたほうがいい。」といえるのです。
他行はプロパー融資を受けていることをどうやって判断する
プロパー融資を受けていると、
他行も「プロパー対応なんですね。」と銀行員も見る目が変わってくるといえます。
そんな「プロパー融資」を受けていることを他行はどのようにして判明していくのかを挙げていきます。
社長から聞くことで判断する
銀行員というのは、他行の動向を気にしていたりするものです。
だからか「他行でプロパー融資を受けていますか。」と社長に聞いたりもするといえます。
そのような質問で「あぁ、〇〇銀行でプロパー融資を受けているよ。」と社長が答えることで銀行員も認識するのです。
「プロパー融資を受けているなら、うちもプロパー融資で対応しなければ。」と。
「借入金一覧表にも書いてあるなぁ。」といったように。
なので、社長とのコミュニケーションを取ることでプロパー融資を受けているかどうかを判断できるといえます。
信用保証協会とのやり取りで判断する
銀行員が融資案件を進めていくにあたっておこなうことのひとつが、信用保証協会の担当者とやり取りをするということ。
「信用保証協会の枠はどのくらい空いていますか。」
「信用保証協会的には、いくらなら保証できますか。」
「この会社は、信用保証協会でどの商品を利用中ですか。」といったように。
などという信用保証協会とのやり取りで、
「これとあれが協会付きで、こっちはプロパー融資なのか。。。」と判断できるのです。
銀行員と信用保証協会の担当者は、ある程度コミュニケーションが取れる間柄なので、このようなやり取りでプロパー融資を認識していくといえます。
なので、社長が嘘をついていたとしてもバレたりもするといえるかもしれません。
「全部、協会付きじゃん。」などと。。。
他行の銀行員に聞くことで判断する
銀行員というのは、他行の銀行員ともやり取りがあったりするものです。
手形の信用調査などは、他行の銀行員との連携プレイで割引の判断をおこなったりもしているといえます。
「この会社の手形が回ってきたんですけど、業績どんな感じですか。」
「あぁ、業績は悪くないので割っても問題ないですよ。」といったような。
なので、稀ではありますがプロパー融資について聞いたりすることもあるといえます。
「この融資は、プロパー融資ですか。」といったように。
さらには、支店長同士につながりがあると支店長が確認をしていたりもするものです。
このケースは稀だといえますが、意外に銀行同士は繋がっていると考えてもいいといえるかもしれません。
まとめ
かなりの確率でプロパー融資を受けていることを他行の銀行員は判断できるものです。