値引きを頼まれても応じてはいけない

「値引きしてまで対応を。」といったスタンスで事業を営まないような対策が必要だといえます。



「料金表を提示する」が事業をする上での鉄則


事業を営んでいるなかで「すべて時価でおこなっている」という形態もあったりするものかもしれません。

病院などに行くと、

「料金表がどこにも提示されていないから、いくらになるのかわからない。」といった時価感を抱いたりするといえます。

「先に料金がわからないのは不親切極まりない。」と。

なので、時価であったり時価のように見えるような経営は避けていったほうがいいといえます。

「値段がわからいのは、ひととイラつかせる行為。」だといえるからです。


値引き


「先に金額を提示すると値切られる。」といった懸念もあったりするものかもしれません。

また「料金表を提示しておくことで逃げられる。」とも考えたりするものかもしれません。

とはいっても、料金表を提示しなければ無用な問い合わせが増えるだけだといえます。

「ちなみにいくらなんですか。。。」という問い合わせが来るのは、料金表を提示していないからだといえるものです。

そんな料金表を提示ししているなかで、値切られた場合にはどうするか。

「赤字販売になるけど、経験値を積むため。」

「大量に購入してもらえるなら、利益率が下がっても利益額が増えるから、良しとする。」

「そもそも値切られる前提で料金表を提示している。」といった場合であれば、値引きに応じてもいいといえるかもしれません。

一個あたりの利益率が下がっても、全体の利益金額が想定よりも増える場合には値引いてでも売るほうが、事業にとってもいいという考えも成り立つものです。

ただ「想定していない値引き。」という場合には、その値引きには応じないほうがいいといえます。


価格はじぶんが決める 営業する


たとえば、税理士業などの「カタチとして見える商品」がない場合には、カタチがある商売と比較して値引きをおこないやすいと考えているかたもいたりするものです。

「原価がないんだから、ちょっとくらい値引いてよ。」といったような。

そのような際に「値引きに応じる基準をどこに置くか。」といえば、心情的な部分が強いといえます。

「ここには絶対に値引かない。」という気持ちが強くなる関係性であれば、何があっても値引きには応じないとしているものです。

「売上を失うくらいなら、値引いてしまったほうが得。」とは考えないといえます。

なぜなら、一度値引いて対応してしまうと価格決定権がじぶんから離れてしまうからです。

また「提示してある料金表からわざわざ値引こうとしてくる。」といったひととは、仕事をともにしないようにしているといえます。

だからか、いまに至るまで「値引いて対応した。」ということはないものです。

それによって、去っていくのであれば仕方がないといえますし、長期的な関係性があったひとでも気持ちはスッキリするからです。

ただ、いつでも売上に増減があってもいいように、営業だけは怠らないようにしたほうがいいといえます。

日々、営業を疎かにしていると、

「ここで値引きに応じなければ、事業にとって大損害だから渋々応じる。」といった気持ちが強くなるからです。

それが営業をおこなっていれば、

「ここで売上を失っても、近いうちに売上に繋がることがあるはず。」といったスタンスでいられるのです。

なので、値引きに応じないためにも「営業を」といったことをおこなっていくべきです。

「嫌々、対応する。」というのは、事業を営む前の勤めていた頃に散々おこなっていたものでしょうから。